先月までチームメンバーだった協力会社の女性の送別会 兼
6月の打ち上げ(なぜか仕事単位が3ヶ月ごとなので)だったのですが
先週見事にトラブったため打ちあがらず、今日になった次第。
しかも、延期に延期を重ねたせいでその女性は来れず(たぶん)
7月から入ってきた協力会社の新人の歓迎会になりました;
あまり得るもののない打ち合わせ後に向かったので、かなり
遅刻だったのですが、微妙に盛り上がってんだか盛り上がってない
んだかな状況の場に入り込みことになってしまい、微妙に
しょぼーん;;
途中はほどよく酒も入って かなり皆はしゃぎ出したのですが、
実際のところ、どうもわたくし今の会社のノリについていけません・・・。
なんか学生みたいなはしゃぎようのくせに、話は仕事のことばかり。
前の会社は協力会社も顧客も大人な人が多かったせいかなぁ。
なんだろう、あの不思議な違和感は。
しかも最後に挨拶に立った、協力会社のまとめ役の人に
(個人的には近づきたくないタイプ)あんまり嬉しくない言葉を頂いて、
最後にずーんと凹みました。
なんで年下のやつにそんなこと言われなきゃいけないんだ。。。
酒が入ってたから、半分以上は本音なんだろうけどさ。
はぁ。
明日も出社拒否気味です。
もういっそ辞めちまいたい。
家賃の心配さえなければ、さっさとおさらばするんだけどなぁ;
投資とか株配当で生きてみたいです。
暗いブログを最後に盛り上げるべく、前ブログよりコネタ移動。
これ考えてるときは比較的 ココロモチが 優しかったらしい(笑)
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繁華街から二本ほど通りを進んだところに、その店はひっそりと存在していた。
目立たないことを目的に作られたような階段から地下へ目を凝らすと、重そうな木製のドアが
うっすらと見えることに気づいている人間は、そう多くはない。
その階段を下りる靴音が、いつもよりかなり早い時間に聞こえた。
そして、まるで音を立てることを怖れているかのように、ゆっくりとドアが開いた。
一応開店時間は過ぎているが、こんな早い時間に客が来ることは少ないため、
カウンターのハーレイは、ボトルを拭く手を止めてじっとドアを見つめる。
音もなく体を滑り込ませたのは、暗めの照明の下でも不思議な色合いに光る
青銀色の髪をもつ若い男性だった。
青年というよりは少年に近いような顔立ちのその客は、ハーレイに目を止めると
安堵したというよりは、まるで怒っているかのように、足早に近づいてきた。
スツールにぽんと腰を下ろすと、睨みに近い視線でハーレイを見上げて言う。
「カクテルちょうだい。なんでもいいから、強めの」
「そういうご注文はこの店では受け付けておりません」
なんの躊躇もなくあっさりと拒否の言葉を返されて、青年の端麗な顔が強張った。
「ボクはお客だよ。その注文に答えられないような、大層な店なわけ、ここは」
「そんな大それた店ではありません。
が、お子様な注文には答えないのがモットーなので」
表情を変えずにハーレイがじっと青年を見下ろして答えると、唇をくっと噛んでから
青年は堰を切ったように苛立ちをぶつけてきた。
「ボクはれっきとした成人だよ!なんなら免許書でも見せようか。
誰も彼もボクを子供扱いして、何様のつもりなんだよ!」
客がいない時間でよかった、とハーレイは胸の片隅で安堵した。
常連客ばかりのこの店でこんな風に叫んで当り散らしたら、この青年は
皆から拒否される存在になってしまう。
最初の印象が悪くても、彼はそんな風に嫌われるべき人ではない、と
長年多くの人間達を見てきたハーレイの勘が告げていた。
「貴方が未成年だとは、最初から思っていませんよ」
当たり前のようにハーレイが告げると、カウンターの上で震えていた握りこぶしが
ふっと緩み、うろたえたような瞳が見上げてきた。
宝石のような綺麗な目をしてるんだな、とハーレイは埒もない感想を抱いた。
怯えた猫を宥めるように、落ち着いた声で話しかける。
「貴方を子供扱いしたわけではありません。
しかし、酒を感情の逃げ口にするのは子供のすることです。
ここは、確かにバーですが、アルコールの入った飲み物を出すだけの場所ではありません。
美味しいと思える酒と共に、雰囲気、お喋り、安心感、といった 気持ちの満足を
味わって頂くところであって欲しいと思いながら造った場所なのです」
その言葉につられたように、青年はぐるりと周囲を見回した。
落ち着いたマスターそのもののように、温もりで客を抱くような自然木を使った内装と
柔らかな照明が彼の視界を埋める。
店内には、話をしたい人のためのスペースと、静けさを求める人のためのスペースが、
違和感なく同じ空間に存在していた。
おずおずと顔を正面に戻した青年は、かすれるような声で素直に謝った。
「・・・ごめん、なさい・・・」
「貴方が謝られることはなにもありませんよ。安心して」
そっと上げられた紅色の瞳に、ゆったりとした笑顔が映った。
「貴方向きの飲み物を用意しますから、しばらく待っていていただけますか」
青年が小さく頷くと、もう一度笑いかけてから大きな背中がカウンターの奥にあるドアの
向こうに消えた。
誰もいない店内に、時計の針が動く音だけが聞こえる。
それはけして忙しないものではなく、むしろ心臓の音のように落ち着く音だ。
やがて、温かな香りと共にゆっくりとした足音が戻ってきて、青年の前に大きめのカップが置かれた。
白い器の中には、優しい色合いの波と甘い香気。
「これって・・・」
「私は喫茶の腕はありませんが、いい茶葉を使っていますから美味しいと思いますよ」
白い手がそっとカップを包み込むと、温度が移った様に手先がほんの少し色づいた。
コクリと喉が動いて、ほっとしたような吐息が漏れる。
「ロイヤルミルクティー、だ・・・」
店に入ってから初めて、青年はその瞳を輝かせて嬉しそうに微笑んだ。
それは、彼の本質を率直に形にしたような、綺麗な綺麗な笑顔だった。
ハーレイもようやく心の底から、彼へと笑いかけることができた。
彼の瞳をまっすぐに捉えて優しく微笑む壮年のマスターの姿に、
ぽぅと見とれてしまった青年を知っているのは、静かにたゆとう
ミルクティーの水面だけだった。
妄想、ここまで。
追加妄想だと、夜バーをやってるのはマスター・ハーレイですが、昼は喫茶をやってます。
こっちのマスターはシド。女子高生から奥様まで大人気です。
たまに手伝いにくるリオと並んだ姿をみると、その日は一日幸運だとかいうジンクスがあるといいよ!
(ハーレイは基本一人かな・・・で、ブルーが押しかけ従業員になるとかね)